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          番組内にて告知しました「2015年 夏休みの宿題」=「Coil-Wire アンテナの製作」。
          宮城県仙台市宮城野区の佐藤さんからご提供いただきました『完成品の画像』です!
          このHPでは、その製作材料と製作方法、番組担当のちゃっきーが自作に初挑戦した際の
          記録画像・動画を掲載しています。



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ついでに、番組担当の谷が試作した「Coil-Wire アンテナ」の画像(右)です。
このページの次項にある "スリンキー" の 一番小さなタイプを使用しました。
自宅やスタジオにて、カーテンレールにぶら下げた状態で室内使用しています。


 まずは材料のご紹介から・・


   ☆ コイルワイヤーアンテナをご紹介下さった宮城県仙台市宮城野区の佐藤さんからのお便りによれば・・、

   「材料は、アメリカではスリンキーやトムボーイと言われるものを使います。
    スプリングのオモチャですね。誰もがオモチャ屋で見たことがあるはずです。アマゾンでも手に入ります。
    スリンキーは、スチール製のものですよ!間違ってもプラスチックを買ってはダメですよ。」とのことでした。


   ☆ 用意するもの

      1、スリンキー(トムボーイという呼称も)      1個

        コイルワイヤーアンテナの本体部分となります。サイズは、大・中・小の3タイプあります。
        ちゃっきーが使用した 中サイズは、アマゾンで ¥1,500(送料無料)でした。
        (ちなみに、谷が試作使用した 小サイズは、アマゾンで ¥700(送料無料)でした。)

      2、プラスチックのパイプ(直径が2〜3cmくらい) 2本

        スリンキーの両サイドに取り付け、スリンキーの固定と、持ち手・ケーブルを通すために使用します。
        スリンキーの径よりも長いことが必要です。
        ちゃっきーが使用したものは、東急ハンズで ¥100で購入したスポンジグリップ(赤)。
        それを2分割して使用しました。

      3、ビニール紐(使用していない靴ひもでも良い)   2本

        スリンキーの両サイドに結び付け、持ち手やアンテナ固定時に使用します。
        ちゃっきーは、廃棄予定の 靴ひも を使用しました。

      4、配線ケーブル(直径2mm程度のビニール線でも使用可能)

        スリンキーと受信機を接続するために使用します。
        コイルワイヤーアンテナの設置場所によって、長さは異なることになります。
        ちゃっきーは、谷の手持ちのスピーカーケーブル(約2m)をもらい受け、東芝ラジオ(TY-SHR3)
        に接続しています。
        ビニール線は、ホームセンターなどにて ¥200(5m)くらいで販売しています。

      5、クリップブラグ(ワニグチクリップ)        1個

        配線ケーブルと受信機を接続するために使用します。
        ちゃっきーは、谷の試作の残り1個(赤)をもらい受け、ラジオのロッドアンテナにクリップで挟んで
        接続使用しています。
        クリップブラグ(ワニグチクリップ)は、ホームセンターなどにて ¥200(2ケ入り)で販売しています。

      6、工具類

        はさみ、ニッパー、ラジオペンチ、ハンダゴテ(ハンダも)、巻尺。(谷の私物を借用)



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 第1章 プラスチックパイプの加工


     材料のプラスチックパイプは、事前に加工しておきます。
     ちゃっきーが使用したスポンジグリップ(赤)は、ちょうど半分の長さにカットすると、スリンキーの径よりも
     少し大きめの長さになるものでした。


      1、適切な長さにカットした 2本 を作成する

        このパイプは、スリンキーの両サイドに取り付け、スリンキーの固定と持ち手とケーブルを通すために使用
        します。このため、スリンキーの径よりも長いものが必要です。

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      2、持ち手のビニール紐を通すために、各プラスチックパイプに 2箇所の穴(対の穴)を開ける
        はさみやニッパーを使用して、各パイプの真ん中に、持ち手のビニール紐を通すための穴を2箇所(対の穴)
        開けます。

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      3、スリンキーをパイプに固定するために、各プラスチックパイプに4箇所の穴(対の穴が2箇所)を開ける

        穴を開ける位置は、スリンキーの径の長さに合わせる必要があります。
        はさみやニッパーを使用して、スリンキーの末端を通すための穴を4箇所(対の穴が2箇所)開けます。

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 第2章 プラスチックパイプのスリンキーへの取り付け


     第1章で加工したプラスチックパイプを、スリンキーに取り付けます。
     ここから先の工程は、必ずしも記載と同じでなくても製作可能と思われます。
     このページではちゃっきーの工程を記載しています。


      1、まず、スリンキーの両端を固定結束している 金具2個 を取り外す

        スリンキーの端を各パイプに通すことができるようにするための作業です。
        手の怪我をしないように、ラジオペンチを使用して金具を外します。

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      2、持ち手のビニール紐を、各プラスチックパイプに取り付ける

        各パイプの真ん中の穴に、持ち手のビニール紐を通して、結束します。

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      3、スリンキーの両端に、各プラスチックパイプを取り付ける

        スリンキーの末端を、パイプの取り付け穴の片方に 外側から差し込み、パイプ内を通して、もう片方の
        取り付け穴の内側から外側に通します。パイプの片側にスリンキーを取り付けた状態になります。
        もう一方のスリンキーの末端も、同じようにしてパイプを取り付けます。

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 第3章 配線ケーブルの取り付け


     第2章で製作したスリンキーに、配線ケーブルを取り付けます。
     この作業では、この製作最難関の ハンダゴテを使用したハンダ付け を行います。
     火傷などの怪我や火災など、工具の取り扱いには十分注意して下さい。


      1、ハンダゴテを通電して、安全な場所に設置する

        ハンダゴテは使用可能となるまでに、若干の時間を要します。
        ハンダと共に準備し、使用前に通電して温めておきます。
        (ハンダゴテはかなり熱くなるため、使用後は速やかに通電を解除し、自然に冷却させます。)


      2、パイプを取り付け済みスリンキーの片側に、配線ケーブルをハンダ付けをして取り付ける

        配線ケーブルを結線するのは、片側のスリンキーのみです。
        パイプを焼かないようにしながら、スリンキーの末端部分に、配線ケーブルをハンダ付けします。
        (火傷には、十分にご注意下さい!)

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      3、配線ケーブルの末端に クリップブラグ(ワニグチクリップ)を取り付ける

        スリンキーに結線していない側の、配線ケーブル末端に クリップブラグ(ワニグチクリップ)を結線します。
        クリップブラグ(ワニグチクリップ)には、あらかじめ結線のための穴が開いています。
        火傷に気をつけながら、クリップブラグ(ワニグチクリップ)に、配線ケーブルをハンダ付けします。

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 ようやく完成! 自作のご感想は??


   ☆ この自作アンテナをご紹介下さった宮城県仙台市宮城野区の佐藤さんからのお便りによれば・・、

   「谷さん、アメリカンラジオテイストな受信アンテナアンド無線局アンテナ? ワイルドな貴方に送ります(笑)
    衝撃のアンテナコメントありがとうございます。アメリカフロンティア宜しくです喜 ヒットの予感ですね(笑)
    学生さんに触発されて作ってしまいました 脱線してしまいました ループが正統派ですが?おじさんは天邪鬼ですよ
    こんなアンテナもあり? 誰でも簡単に作ってくださいませ ワイルドなBCLファンに送ります(笑)
    では、反響を楽しみにしてます(笑) 佐藤製作所一同 いったいだれやねん(笑)」とのことでした。

   情報ならびに画像のご提供など番組制作へのご協力を賜わり、本当にありがとうございました!(ちゃっきー&谷)



   ☆ 完成した「コイルワイヤーアンテナ」を前にして、自作初挑戦のちゃっきーに短いインタビューを!





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